2011年2月4日金曜日

家について考える。


こないだコンセントを自由に移動できる家の作り方について議論になりました。結局レールの様なものを壁に埋め込む案が。問題は壁から凹まして、コンセントフックを壁にツライチにするのか。それともレールを壁にツライチにするのか。そういうのは実際もうにあるのかもしれませんけど。
家についての考え方は、非常に風土性と、国民性があらわれます。やはり、その土地の気候と、よくとれる資源で家をつくることになる。
資源が豊富で木も石もたくさんあるドイツはほんとに住居が大きいし、資源を輸入に頼るオランダは、あんなにオランダ人が大きいのにもかかわらず、天井高の低い小さな小さな家に住んでいる。心なしか、空間把握の考え方もとても小さい単位な気がしたり。
チュニジアの風の強い砂漠地方では穴を掘ってそこを住居にしたり。
韓国は冬は寒いけど、オンドルなので家の中は暖かい。北海道とおんなじですね。

日本はどうなんだろう。どんどんみんな体格がよくなっていって、平均身長もあがっている。気候も徐々に変動して、以前のものとはちがうし、何よりエアコンなどで快適生活から離れられなくなってしまった昨今、私は今までの住居の在り方ではまずいと思うわけです。

もちろん、新しい住居はやれ高気密、高断熱、床暖房、ソーラーパネル、オール電化、素敵だと思いますよ。
問題は一般人の住居です。古いマンション、取り壊すほど古くはないけれど、リフォームしないといまいち…そこでリフォーム、のときに!もう少し考えて作らないといけないと思うんです。
若い人は家族が減ってるなか、何部屋もいらない人もたくさん。フローリングの色一つとったって、変えようがあるはず。今までのやりかたでそのまま施工しても、お金がかかるだけで結局居住者が入らない、では意味がない。
特にやや郊外にいたっては素敵な物件てほぼほぼ皆無…ちなみに、ものつくりとはいえ、インテリアコーディネーターの資格なんかないですけど、地方のリフォーム業者と仕事をしたときのひどさには閉口しました。

地方のリフォーム業者と不動産は結託しているから、なかなか変わらないのかもしれない。
でも、もう少しだけ住みよい世界を作るためにアンテナはってもらえないかな、と思います。
今なんてインターネットでぽちっとするだけで、たくさんの画像も情報もはいるんですよ。
がんばれ、中小企業。

不況をなげくでなく、新しい住居リフォームにとりくんでもらえれば、需要は絶対にある。
今までのやりかたでうまくいかなくなった今、ある意味淘汰されていく時期なのかもしれません。

そんなこといいながら私自身も淘汰されないように。ほそくながく。。。。