2008年1月14日月曜日

チュニジア


チュニジア。北アフリカ。北は地中海、南はサハラ砂漠を望み、西はアルジェリア、東はリビア、と、テロ地域に挟まれた比較的ソフトなイスラム教の国。フランスに統治されていた過去から、フランス語とアラビア語がみんな話せて、英語は驚くほど通じません。おじいさんまでフランス語が堪能という、不思議な感じ。物価は日本の約4分の1程度な感覚。主にフランス人、ドイツ人のバカンスの場所として観光地化されてるところは、全然ヨーロッパな感じですが、ほんとに一部。チュニジアはまったくもってイスラム!なとこでした。
ヨーロッパからチュニジアへは、Monastir モナスティール空港、Djerba ジェルバ空港にやたらとエアーフランスや、ルフトハンザが飛んでるようで。今回はドイツが誇る(?)Air berlinを使って近所のHalle Lipzig 空港からニュルンベルグ乗り換えのモナスティールイン。何度か、ここはドイツ老人慰安旅行か?!と錯覚をおこし、こんなにも裕福なドイツ人たちが旅行してるとは…と驚きました。しかも、なぜか飛行機が着陸すると必ず拍手喝采。他国のツーリストに聞いても、「ドイツ人だからじゃない?」うん。私もそう思ったよ。

チュニジア、ちゃんと鉄道もバスもありました。ほんと、行く前の不安が嘘のように、意外としっかり旅行しやすくできているというか。日本とはそりゃ比べ物にならないですが、1時間に大体1~2本は電車もあったし(長距離は1日1本とかだけど)、南の方の砂漠に関しては、100キロくらいの都市間をルアージュとよばれる9人のりくらいのバンが往復していて、乗合形式でかなり安く人を運んでいました。最初は相当緊張しまくりで、どきどきしてましたが、そのうち慣れて景色も雰囲気も楽しめるようになり。
本当に絵のような砂漠の中に1本どこまでもまっすぐな道が走り、一緒にのってるおじさんたちは、思いっきり布を巻いたスターウォーズ的な衣装(普段着)で、ルアージュの運転手はイスラムポップみたいな音楽を爆音でかける。自分がそこにいることがどこまでも現実感がなく。着いた先は砂の吹き荒れる街。写真を見返しても不思議な気分がいまだに拭えません。いやいや。つづく